ふるさとワーキングホリデー事業とは 都市部の若者(大学生)などが、一定期間地方に滞在し、働きながら地元の住民との交流を通じて、地域の暮らしなどを体験する総務省主催の事業です。
県内のいろいろな企業の中から自分の希望にあう職場を選ぶことができます。賃金を得ることができ、さらに宿泊も奈良県が用意してくれるという好条件で、学生さんにとっては地方で暮らし、働くことができるプログラムです。当社では、東京在住の大学生(男女 各1名)の方に2週間、製麺工場で働いていただきました。プログラムを終えた感想を書いてもらいました。
奈良市若草山にて
●自己紹介をお願いします。
東京に住んでいる大学4年生です。就職して社会人になる前に、自分の知らない世界に飛び込んでみたいと思い応募させていただきました。
●なぜ三輪山勝製麺で働こうと思ったのですか?
歴史に興味があったことと、穏やかな方が奈良県には多いと聞いていたために奈良県の職場を選びました。中でも三輪山勝製麺さんは地域に根付き、400年の伝統がある素麺づくりに携わっているということで決めました。
●働いた感想はどうでしたか?
働かせていただいて、素麺作りには非常に多くの工程と時間を要すると知りました。温度や室度から働く時間を麺に合わせること、麺の色や太さにもかなりこだわっていたことが印象的でした。従業員の方は細かい作業も丁寧にされていて、ひとつひとつの工程が美味しい素麺づくりに繋がると学びました。
●奈良県の印象はどうですか?
街の雰囲気がのんびりしていて過ごしやすく、快適でした。奈良県が心のふるさとになりました。
長谷寺にて
●自己紹介をお願いします
大学1年生の春休みに東京から奈良へワーキングホリデーに参加しに来て、2週間山勝さんでお世話になった女子大生です。
●三輪山勝製麺を選んだ理由は?
受入先に山勝さんを選ばせていただいた理由は3つあります。
1つ目は、食品の商品開発に興味があったので食品の製造を経験してみたいと思っていたからです。
2つ目は、せっかく奈良に来たので、食品の製造をしている企業の中でも奈良ならではの商品を作っている企業が良いと思ったからです。
3つ目は、伝統を守りつつ新しい商品作りをしているところに惹かれたからです。
●2週間働いたそうめん作りの感想を聞かせてください。
そうめん工場では、工場内で材料が麺になり、袋詰めされるところまで見られたので面白かったです。
工場に入って最初にやるかけばの作業はやってみると寒い時期でも汗をかく程で間の10分休憩がないともたないと感じるくらいでした。
次にやる検品では、前日にかけばをした麺が完成した様子が見られるので面白かったです。
工場では、麺作りだけではなく、袋詰めやラベル貼りなども人の手でやっていたことに驚かされました。
工場の方々の経験による作業の速さを驚き、体験してみると見ているのとは全く違うその難しさにも驚きました。
2週間働いて、そうめんに対する気持ちが大きく変わりました。
●奈良県の印象はどうでしたか?
奈良県は人が温かく、少し出るとお寺や神社の澄んだ空気を感じられる素敵なところでした