勝山。滝修行

2月10日、三輪山の奥にある滝打ち修行場へ久しぶりに行きました
今から20年前、会社が倒産して人生の行き場が無くなり迷っている時、坊さんにすすめられて高野山の水修行場に入りました。
それを4年間毎月続けました。
最初は無我夢中で、ただただ自分の身体を不動明王に預け、お経を大きな声で唱えておりましたが、辛さと怖さが先に立ち、足がすくみ、終わればほっとしていました。

一年が過ぎると、修行場に立つと自然と無になり、仕事や人間関係の悩みも全て忘れるようになりました。
3年、4年と続ける事で邪念が全く無くなり、修行が終われば清々しさだけが残りました。
今回の滝打ち修行は、秋に会社の代表を橋本社長へバトンタッチするという大事な区切りにあたり、新しい出発にむけて行いました。
これまで社内の風通しを良くし、利益の出せる組織を作り上げるために働いてまいりましたが、問題解決には自身を変えることだと気づき、原点に戻るための修行でした。
修行の心構えは10日前から男はお酒、女は肉を絶って修行に入ります。
相手の邪念を取り自分の邪念を取るため、滝の前でお坊さんと目と目を合わしにらみ合い、大きな声でお経上げます。
しかし私の目は邪念だらけで、逆にお坊さんに苦しみを与えてしまいました。滝修行が終わり、私は風邪を引き寝込んでしまいました。
お坊さんに申し訳ない気持ちと情けない気持ちで、後悔が残る滝修行になりました。
大反省です。
修行前の準備を怠らず、近々もう一度チャレンジします。




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